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BORN TO RUN -走るために生まれた-  ---  クリストファー・マクドゥーガル [読書感想メモ]

苦労して完読。
直訳的文章。読み慣れない表現。
高校の授業の英語訳のうような語り口調。
話が飛ぶ、誰が誰なのか登場人物がわからなくなる。
わかってないのにそのまま読み進むものだから、繋がらなくなる…
自分の読解力不足を棚に上げて、なんとか曲がりなりにもこの本を読み終えた。
理解できてないこと多数。

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だけど、もっと遠くへ走りたくなった。
自分の野生的な走る能力を信じてみたい。
足は酷使されてなんぼのもののようです。
ヒトの進化は他の動物よりも長く走れることにある!?そうです。
「人は年をとるから走るのをやめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ」

自分の子供の頃ってたくさん走ってた。
授業の合間の休み時間、近所の空き地や公園でも、遊ぶときは走ってた。
Wii、DSで遊ぶ現代っ子でも、大人よりは走ってると思う。
最近夜中にランをしていて走ることについて考えると、思い出すのは決まって小学校中学校で遊んだことや高校のサッカークラブで走りこんだこと。

いつから走らなくなったのだろう?
成人して、仕事はじめてから?
汗だくが不快に感じる年になった頃から?
疲れをすごく感じる年になった頃かから?

ここ最近、少しだけど夜に走ってる。
思い出せないくらい長いブランクがある。
ありがちなランニングの目標と、BORN TO RUNから受けた影響のおかげで、もう少し続けてランニングができそうな気がします。。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”


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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら --- 岩崎夏海 [読書感想メモ]

ストーリーはシンプルです。
平凡な進学校の高校野球部が甲子園出場を目指し努力し目的を成し遂げる。
そこに病の友人に代わってマネージャーを買って出た快活な女子高生主人公の存在があります。

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この本が注目されたのは作品名のとおり、女子高生マネージャーがドラッカーのマネジメントの手法を野球部に持ち込み実践したから。すると、みるみる内に強靭な組織が出来上がり強くなって甲子園出場。。。
電子版とあわせて250万部に迫る勢いの超ベストセラー。おまけにもうすぐアニメが始まり(NHK)、6月には映画も公開だそうです。
けれど、この本のレビューを見てると、文学を期待する人には表現が稚拙と言われ、ビジネス入門書としては内容が薄い、なかには野球をなめてるなどの酷評がちらほら。 
で、私的には、、、普通に面白いと思います。すぅーっと読めてしまう部類の本。
そして何より、ドラッカーとは何ぞや? という立場の私が、「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] 」を注文してしまったことが、もしドラの功績なんだと思います。 
「もしドラ」を読まなければ「マネジメント」を読もうと思わなかった。。。
この本のおかげで視野を広げるきっかけができたということで、世界に入り込んでます。

でも「マネジメント」を面白く読めるかはまた別なんでしょうね。。。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらマネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]

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「サバイバル! - 人はズルなしで生きられるのか」--- 服部文祥 [読書感想メモ]

電気製品、現代文明の便利な機器を山に持ち込まない。例えば、空を見上げ太陽の傾きに時刻を求める。
生きる糧、食料や装備をできるだけ自分の力で環境から調達しまかなう。
機械で作られ整備された登山道をできるだけ避け、沢筋に岩魚や山菜の食料を求めながら山を進む。焚き火で一夜を過ごす。
自分が生き物として持っている力だけでどれだけ山に登れるのか。

山登りにはいろんなスタイルがあるけれど、この方が自分に課した決まり事はとてもユニーク。記録を読んでいても面白いし、山登りの哲学にはまさにサバイバルを感じます。
そんな崇高なサバイバル理念があっても、ばったり登山者に出くわしたとき、食料くれないかなぁ~と物欲しそうに欲任せの行動をとるというのもありだそうです。
野性味人間味があっておもしろい一冊でした。
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「国盗り物語」--- 司馬遼太郎 [読書感想メモ]

戦国時代の幕開け、斉藤道三、織田信長、明智光秀のお話。

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1巻と2巻は斉藤道三。寺を出た乞食からはじまり、京の油屋をのっとり、美濃一国を手に入れるお話。極悪策謀の人のように言われるそうだけど、作品では豪傑です。
3巻と4巻は織田信長、というより65%明智光秀のお話。道三の娘婿と甥、濃姫の恋敵?、たわけ殿と才知明敏。そして本能寺の変。信長を蔑み、畏怖し、服従し、そして打ち滅ぼす光秀。

これまで司馬遼太郎の作品で戦国時代を読んできた。
一番好きなのは「新史 太閤記」。
「巧妙が辻」は世渡り下克上、オールキャストでおもしろい。
「関ヶ原」は壮大な戦、三成かわいそう。
「覇王の家」はあんまりだったような。
「城塞」まだ読んでない。

それにしても「国盗り物語」は一番最初に読むべきでした。。。

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)  


「フリーター、家を買う。」--- 有川浩 [読書感想メモ]

フリーター生活をだらしなく送っている主人公青年が、お母さんの病気を機に一念発起し、就職活動をしながらバイトや母の看病で奔走し、家族の絆を深めていくお話。

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いいお話。すうっーと読めてしまいます。
主人公のネガティブが180度転換して模範的人格に変わっていくところがありえないけど、
そこは小説だ。。。

フリーター、家を買う。 


「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」 --- 万城目 学  [読書感想メモ]

かのこちゃんは小学一年生の女の子。
マドレーヌ夫人はアカトラの猫。
万城目氏の作品の中ではソフトほのぼの系。
鴨川、鹿男など畳み掛ける物語とは一線を画すように思えます。

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かのこちゃんは好奇心旺盛、難しい言葉を意味も知らず覚えたがる。
「すこぶる」「いかんせん」「やおら」「ふんけーの友(刎頚の友)」など。
「茶柱」というものが知りたくて、ウ○コ柱にたどり着く。
マドレーヌ夫人の旦那さんは柴犬の玄三郎。
外国語(犬語)が話せる夫人は空き地の猫仲間から一目おかれている。
ふんけーの友とのお別れ、旦那さんとの死別…
女の子と夫人の心温まるお話でした。

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)


「三国志」 --- 横山光輝 [読書感想メモ]

全30巻セットをヤフオクで落札。
なんとなく三国志の物語を知りたいなぁと思って…
一番手っ取り早いかなと思って…
横山氏の漫画にしました ^^;

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劉備玄徳、諸葛亮孔明、関羽、張飛、趙雲… 
黄巾の乱から蜀の国を中心に描かれています。
諸葛亮孔明の神がかり的な采配がスゴイ!→ありえない…
レッドクリフまだ見てない→見たくなった。
少し絵に抵抗があった→慣れるとどうってことない。
次から次へと武将と戦いがでてくる→そのうち飽きてくる…

昔の人はよく戦ったものだ、と思いました。

三國志全30巻漫画文庫


「ペンギン・ハイウェイ」 --- 森見登美彦 [読書感想メモ]

予約していた本が入りましたと図書館からの連絡。
実に2ヶ月ぶりの読書です。よく読む森見氏の新しい作品です。

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この作品の主人公は小学4年生。
いろいろな研究を抱えています。
友達と探検に出かけます。自分のノートを作っています。
科学の子と言われるくらい宇宙のこと、世界の果てなどに興味を持っています。
とても賢い子供です。
あと子供にしておっぱいにも執着があるようです…
探検友達、ガールフレンド、いじめっ子グループ、いつもの森見節で子供世界の内面がいい感じに描かれています。
そしてペンギンを操る歯医者さんのお姉さんとなぞの物体<海>との関係。
読み進めているうちは普通~ぅのお話かと思ったけど、最後はSF&ラブロマンスな展開に。
森見氏の作品なのかではまとまりのある自然な感じのストーリーでした ^^;

ペンギン・ハイウェイ 


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「里山の少年」 --- 今森光彦 [読書感想メモ]

里山(さとやま)とは、集落、人里に接した山、あるいはこうした地形において人間の影響を受けた生態系が存在している状態を指す言葉である。ウィキペディアより
さらにウィキによると「里山」という言葉は古い文献にもみられるけど、今森氏の写真集「里山物語」により具体的なイメージが与えられ普及に影響をあたえたそうです。

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そんな里山の風景を思い起こさせてくれるのがこの作品です。本屋さんでたまたま文庫を発見しました。
昆虫少年の憧れの蝶との出会い、刈った稲を乾かすための瘤の木、羽化直前の白いセミを未明に探しに行く、圃場整備で消え行く畦道を惜しむ・・・
里山とともに過ごしてきた今森氏の少年時代のこと、消えていく変わりいく里山の風景のこと、人と自然が関わって出来上がる里山の自然のことなど、興味深い事柄、懐かしい自然の風物がたくさん詰まった作品です。

今森氏は滋賀県大津市出身の写真家、比叡山の麓あたりの仰木にアトリエを構え、主に近辺の里山に住む昆虫やその風景の写真を撮られているそうです。写真集などもぜひ拝見してみたいです。

山登りで比良山系へ出かけると、琵琶湖を背景にほんとにいい景色が広がります。今度行くときはいつもと違った視点で写真が撮れるかな。。。              
                                       
里山の少年 (新潮文庫) 


「宵山万華鏡」---森見登美彦 [読書感想メモ]

祇園祭の宵山に起きる、不思議な話あれこれと、いつもの無益な学生の話あれこれ。
ちょっとホラーなところあり…

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いじめる役Aがいじめられ役Bを執拗に馬鹿馬鹿しくかつ無意味に陥れていく、一見理知的なBはどんなにあがいても逃れられない… 森見氏お得意のシーンは相変わらず楽しい、けど、だいぶ飽きてきた。
今回の作品は半分がいつもの学生、けど半分は祭の夜というのは何かが起こる、神懸り的な怖い話。宵山の途中に少女が忽然と消える、連れ去られる。朝起きるとまた同じ宵山の日がはじまる。。。

さまざまな登場人物が宵山に迷い込んでいく、お祭りの楽しさと神秘的な怖さを感じさせられる作品でした。
祇園祭の前に借りれてよかったよかった ^^

宵山万華鏡

 


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