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千里第二小学校の「木」    [お花・葉っぱ・森林]

借りていた図書を返却しに千里山・佐井寺図書館に行ってきました。

そこで、気になる木が1本… 西館前の歩道に… 
大きいなぁ、立派な木だなぁ、クスノキかなぁ、
と見上げていたとき、衝撃の電流が体を流れました。。。

1.jpg


千里山・佐井寺図書館の西館は、この場所にあった千里第二小学校の古い木造校舎をイメージして作られた建物です。
昔、自宅から片道40分の道のりを歩いて通った小学校がなんとなく懐かしくて、最近はこの図書館をよく利用しています。

そして、話はさかのぼる事、私が小学校に入学した頃、クラスは月組。最初に授業を受けたのは昔ここにあった古い木造校舎。長い廊下、歩くたびギシギシ音を立てる階段、木の匂い。そんな記憶が残っている学舎です。小学校1年と2年生はこの木造校舎でお勉強し、3年生に上がると近代的な鉄筋コンクリートの建物の教室に移って授業をしました。

2年生の頃、クラスは星組。図工の授業で写生をしました。
題材は「木」。

2.jpg

木造校舎の周りにある大小いろいろな木が対象で、好きな木を自分で選んで描いてみようといった感じだったと思います。
わたしが初めて、お外で画板を持って大きな画用紙に描いた「木」。
小学校2年生のころも、すでに十分大木であったこのクスノキの前に座り、絵なんかどうやって描いたらいいんだろうと、写生の時間ごとに悩んでいました。
大木の幹の真ん前に座っているものだから、木の全体像を描くことができず、目の前の樹皮の模様をジグソーパズルのように忠実に並べようとする作品。3次元的に頭上に生い茂る葉っぱを2次元の画用紙に収めることはできませんでした。
結局、できあがったみんなの作品と比べると、みんなが描いた葉っぱ、枝、幹が揃った「木」に対して、私の描いたのは幹をアップにした「木」。ジクソーパズルのような魚の鱗のような樹皮を描いた木の幹だけの絵でした。。。
この多感な時期にみんなの描くような木を描けなかった、絵は難しいというコンプレックスは、今でも超がつくほどド下手な絵しか描けない原因と認識しています。

そんな苦い思い出のある「木」が残っていた。
ごつごつして、とことどころ苔むした樹皮。
幼い頃の写生の対象が電光のごとくよみがえり、じばらくじっと見つめてしまいました。
古い記憶が断片的によみがえってきました。この木は以前は小学校のフェンスの敷地内にあったはずだった。図書館の建物を作る際に小学校の敷地は歩道に変わり、このクスノキの大木だけが残されたようです。

3.jpg

身勝手ながら、これからもずっとここにあり続けて欲しいと思った、懐かしい「木」でした。。。


千里第二小学校HPより 木造校舎の写真
http://www.suita.ed.jp/gak/es/08-senri2/rekisi/rekisi.html


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punchigoo

この図書館は本も新しく綺麗なのでお気に入りです。
千里山の団地は建て替えのため取り壊しが始まっています。景色も大きく変わっていくのでしょうね。
by punchigoo (2010-04-15 21:02) 

umasashi

この図書館は、居心地もいいですよね、建物もホントきれいです。
団地の回りにフェンス張っているのを見かけました。
ニュータウンがまた新しくなって暮らしやすくなるといいですね。。。
by umasashi (2010-04-19 00:27) 

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