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富士山頂 --- 新田次郎 [読書感想メモ]

昭和38年~39年、富士山の頂上に気象レーダーを設置するお話。

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日本一高いところに、世界一のレーダーを設置する。
大蔵省からの予算の獲得、請負会社の選別、ブルドーザとヘリと人力での荷揚げ、地理的気候的にも過酷な環境での重労働…

主人公の気象庁測量課長、葛木章一をはじめ、多くの関係者の手によって偉業は成される。

そこが富士山だから、難工事に立ち向かっていくそれぞれの必死の姿の描写がリアルに伝わってきます。一生に一度の大仕事、自分の名前を富士山レーダーに刻みこむ、といったような、日本人にはある富士山はどこか特別なものといった感覚がなせる業だったのでしょうか。

ちなみに、富士山レーダーは気象衛星の発達によりその役目を終え、
現在は「富士山レーダードーム館」という名称で、気象観測の大切さを広く知ってもらうための展示施設として、富士吉田市にあるそうです。


まだ、富士山には登ったことがないなぁ。。。



富士山頂 (文春文庫)


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コメント 2

punchigoo

夏に登った事があります。下界は30度を越すのに、山頂は3度で震えました。
by punchigoo (2009-02-07 22:12) 

umasashi

最近の夏は、富士山ブームですね。
私も是非登ってみたいものです。。。
by umasashi (2009-02-08 22:50) 

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