勉強中 [お花・葉っぱ・森林]
森の木々には、陽樹と陰樹という区別の仕方があります。陽樹は、成長するために日の光が必要で、日陰では育たないもの。陰樹は日陰でも育つもの。木々のない草本地に陽樹の樹種が入り込むと、日の光を浴びて育ちます。その木下の日陰では、陽樹は育たないから、できるだけ遠くに種子を拡散させます。木々が成長し、拡散し、陽樹の森林が形成されます。陰樹は、陽樹の下、芽吹くと細々と機会を待ちます。枯死した陽樹の隙間より漏れてくる光が届いたとき、陰樹はすくすくと育ち、種子を蒔きます。日陰でも育つから、自分の足元付近で芽吹き、光が届くのをひたすら待ちます。何らかの理由で日光を得た陰樹は徐々に領域を広げ、森林を形成します。陰樹のもとでは陽樹は育たないから、森林の形成としては、陰樹の世代交代が繰り返されます。この森林の最終的な状態を極相といいます。
疲れたので、また、今度。
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